フィジークに出場したいけど、どんなサーフパンツがいいかわからない。
サーフパンツの選び方や着用方法について知りたい。
という方に向けて、フィジーク競技で着用するサーフパンツの規定やトレンドについて解説します。
フィジークで着用できるサーフパンツのルール
フィジーク競技で着用するサーフパンツは各大会でルールが定められています。
また、大会が指定するメーカー(大会公式ウェア等)のみ着用可能な場合もありますので、出場する大会の規定をよく確認してから購入するようにしましょう。
下記に、フィットネス2大団体のIFBBアマチュアとIFBBプロで共通するサーフパンツの規定をまとめました。(団体についてはこちらの記事を参照)
- 色は自由
- ライクラ、スパンデックス素材のショーツは不可
- 個人スポンサーのロゴ不可(メーカーのロゴは可)
ライクラとはスパンデックス素材の商標名を指し、ポリウレタン弾性繊維として伸縮性に優れています。
具体的には競泳で使用されるピタッとした水着やスパッツのようなものを指し、フィジーク競技では使用できません。
サーフパンツのおすすめカラー(色)
サーフパンツの配色も競技において重要です。フィジークは海の似合う体型をコンセプトにしている競技であり、サーフパンツも海を連想させる青系の色を着用する選手が多いです。
また、近年のトッププロ選手は赤系や黒系を配色としたサーフパンツを着用する選手も増えています。
最新のトッププロ選手を紹介した記事は以下を参考ください。
また、ウエストまわりの色を黒系にすることでウエスト部を細く見せる効果もあります。
サーフパンツの色には流行がありますので、トッププロを参考に配色を決めるのも良いです。
サーフパンツのサイズ目安
サーフパンツはサーフボード上を移動するため、脚の開口部は幅広く設計されています。フィジークが開催された2013年頃はゆったりとしたサーフパンツを履いて競技をしていました。
ですが、近年は脚周りを含んだ全体のコンディションが評価の対象となっており、脚の発達が目立つようタイトめなサーフパンツを履く選手が増えています。
メンズフィジークに特化した形状のサーフパンツを取り扱うブランドもあり、脚周りが目立つよう開口部にかけて細くなるような設計をしているものがトレンドになりつつあります。
サーフパンツのおすすめブランド
サーフィンブランドかフィットネスブランドから販売されているサーフパンツは生地の質も良く見た目もかっこいいものが多いのでフィジーク競技におすすめです。
Rip Curl(リップカール)
リップカールはオーストラリア発のサーフィン・アウトドアブランドで、サーフィンやスノーボードを中心としたアクションスポーツウェアやギアで世界的に有名です。
1969年にビクトリア州のトーキーで設立され、以来サーファーにとって欠かせないブランドとして成長してきました。
革新技術により、防水性や保温性に優れたギアを開発し、多くのアスリートから支持を集めています。
また、サーフカルチャーを感じさせるカジュアルウェアやアクセサリーも展開し、ライフスタイルブランドとしても人気です。
Billabong(ビラボン)
ビラボンは1971年にオーストラリアでサーフボードメーカーとして誕生し、サーフィン・スケートボード・スノーボード向けブランドです。
高品質なウェットスーツやボードショーツで知られ、耐久性と動きやすさにこだわった製品を展開しています。
Billabongは「Life’s Better in Boardshorts(人生はボードショーツが似合う)」というスローガンを掲げ、冒険心や自然と調和するライフスタイルを提案しています。
ウェアは、ビビッドな色彩やユニークな柄が特徴で、海や自然からインスパイアされたデザインが多く、サーフィン愛好者だけでなく、幅広いカジュアルウェアとしても人気です。
Quiksilver(クイックシルバー)
クイックシルバーはアメリカに本拠地があるサーフィンとスノーボードのメーカーです。
サーフィン向けのウェットスーツやボードショーツで有名で、耐久性やデザイン性に優れた製品を提供しています。
カジュアルウェアも多く、リラックス感のあるスタイルと海や自然をイメージしたデザインが特徴です。
ブランドロゴは葛飾北斎の富嶽三十六景がモチーフとなっていて、「Mountain and Wave(山と波)」というシンボルで表現されるように、海と山の両方で楽しめるアウトドアライフスタイルを提案し、スノーボードやスキーウェアも幅広く展開しています。
O’Neill(オニール)
オニールは1952年にアメリカで創立されたサーフィンおよびアクションスポーツブランドで、特にウェットスーツのパイオニアとして知られています。
創業者のジャック・オニールがウェットスーツを初めて商業化し、サーフィン愛好者たちに快適なライディング体験を提供しました。
また、ブランドはサーフィンだけでなく、スノーボードやビーチウェア、カジュアルなアパレルも展開し、アウトドアライフスタイル全般をサポートしています。
O’Neillは「The Original」や「The Wetsuit Innovator」といったスローガンを掲げ、革新と伝統を大切にしたブランドイメージを持っています。
デザインはシンプルで機能的でありながら、トレンドを意識したスタイルも取り入れています。
Hurley(ハーレー)
ハーレーは1979年にアメリカでサーフボードメーカーとして誕生しました。
現在はナイキの子会社で、アパレルやアートなど総合ライフスタイルブランドとして位置づけされています。
サーフィンとスケートボードカルチャーにインスパイアされたデザインが特徴で、ボードショーツやTシャツ、パーカーなど、海やアウトドアに適したアイテムが揃っています。
革新的な素材を使用した速乾性とストレッチ性が優れており、快適な着心地を実現しています。
デザインはシンプルでありながらも、カラフルでトレンド感があり、ファッションとしても日常使いできるアイテムが多く展開されています。
また、サーフィンだけでなく、スケートや音楽、アートなどのカルチャーとも強いつながりを持ち、様々なイベントや大会に参加しています。
Volcom(ボルコム)
ボルコムは1991年にアメリカでスケートボード、スノーボード、サーフボード向けファッションブランドとして設立されました。
独自のスタイルを持ち、ボードスポーツを愛する若者たちをターゲットにしたカジュアルウェアやギアを展開しています。
Volcomのアイテムは、耐久性や機能性を重視した設計が特徴で、特にスノーボードジャケットやパンツは、天候に応じた高性能素材を使用しています。
また、サーフィンやスケートボード用のアパレルも豊富で、ライフスタイルに合わせた様々なデザインがあります。
ブランドのロゴである「V」マークはボルコムストーンと呼ばれ、反抗的な精神や自由なライフスタイルを象徴しており、アートや音楽、社会問題への取り組みも大切にしています。
RVCA(ルーカ)
ルーカは、2001年にアメリカで設立されたライフスタイルブランドで、特にアクションスポーツやアート、音楽文化にインスパイアされたユニークな製品で知られています。
サーフィン、スケートボード、ボディボード、そしてアートとの融合をテーマにしており、デザインに独特の視点を取り入れています。
RVCAの製品は、シンプルでありながらスタイリッシュなカジュアルウェアやアクティブウェアが多く、Tシャツ、シャツ、ショーツ、ジャケットなどが展開されています。
また、アートとのコラボレーションを積極的に行い、アーティストやデザイナーとのコラボ商品が特徴的です。
Darc Sport(ダルクスポーツ)
Darc Sportは、アメリカ発のストリートウェアとアスレチックウェアを融合させたブランドです。
トレーニングウェア、フィットネスウェア、そしてライフスタイルアパレルとしても人気があり、特にボディビルやフィットネス愛好家をターゲットにしています。
Darc Sportの特徴は、シンプルでありながら個性的なデザイン、ブランド独自のロゴやシンボル、ユニークなメッセージをあしらったアイテムが多いことです。
「Wolves Club」というコミュニティやテーマを掲げ、ブランドのアイデンティティとして「狼」のシンボルが多用されているのも特徴的です。
Chula Wear(チュラウェア)
Chula Wear(チュラウェア)はアメリカのアパレルブランドで、2019年から販売を開始しています。
主にフィットネス競技のウェアを販売しています。
中でもフィジークにて着用するサーフパンツは、プロ選手が使用していることで近年人気を博しています。
ボディビルやクラシックフィジークのウェアも扱っています。
海外ブランドは直販サイトから購入するか、海外ブランドを取り扱う通販サイトからの購入になります。 通販サイトのおすすめは「BUYMA」で、海外から個人でも出品できるシステムのため価格が安くなっています。
その他のフィットネスブランドについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
購入時の注意点
欲しいサーフパンツが決まっても購入する際には注意することがあります。
それは、大会出場に向けて減量することにより現在よりウエストが細くなるため、今のサイズに合わせて購入すると大会当日はゆるゆるになってしまうことです。
なので、サーフパンツは大会直前(1週間程前)に購入することをおすすめします。
また、季節によっては店頭にサーフパンツが置いていない場合もありますので、寒い時期に大会がある場合は事前に購入しておくかインターネットで購入しましょう。
サーフパンツの着こなし
サーフパンツの着こなしとして、履く位置は下腹部と腹斜筋下部(脇腹)が見える位置にし、背中側は脊柱起立筋が隠れないように調整します。下げすぎても上げすぎてもダメなので、トップ選手を参考にベストな着こなしを見つけましょう。
また、サーフパンツの中にインナーパンツを履く選手もいますが、マストではありません。ただし、インナーパンツがはみ出て見えてしまうと減点になる場合があるので注意してください。
コメント