フィットネスコンテスト出場に向けた準備一覧【前日まで・当日】

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  • フィットネスコンテスト(ボディコンテスト)に出るためにどういう準備をすればいいのか分からない
  • フィットネスコンテストに向けて前日や当日にやるべきことを知りたい

という方に向けて、フィットネスコンテスト出場に向けて準備することを紹介します。

本記事で解説する内容

  • フィットネスコンテスト(ボディビル、フィジーク、フィギュア、ビキニなど)の出場に必要な準備項目
  • フィットネスコンテストで勝つために必要な準備
  • フィットネスコンテスト前日や当日の過ごし方
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現役ボディビルダーの著者がフィットネスコンテストに向けた準備や当日の過ごし方について解説します!

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コンテスト前日までに必要なこと

タンニング(日焼け)をする

必須ではありませんが、大会ステージは照明が強く、肌が白いと筋肉が目立たなくなってしまいます。
日焼けの仕方は外で日光を浴びるか日サロで焼くことになります。

ただ、どちらも手間がかかるので私のお勧めはスプレータンニング(カラーリング)です。
特殊な塗料で体を茶色く塗ることで日焼けの変わりにできます。

注意点として大会によってスプレータンニングの会社指定や禁止などの要項がある場合がありますので、よくホームページを確認してください。

ムダ毛を処理する

日焼けやカラーリングをする場合、衣装を着て露出する箇所は体毛を処理しないと上手く色が乗らなくなってしまいます。
カミソリやバリカンで剃ったり、除毛クリームや脱毛サロンを活用すると良いです。

ポージング練習をする

フィットネス競技はカテゴリーにより規定のポーズがあります。
ポージングの優劣によっても順位が変動するのでしっかり練習しましょう。

ポージングの学び方は、団体が公式で講習会を行っている場合もありますのでホームページをチェックしましょう。

また、大会の動画をYoutubeなどで確認して鏡の前で真似しましょう。
事前にしっかり練習することで自信がつき、当日のパフォーマンス向上に繋げれらます。

当日の衣装を選ぶ

団体・カテゴリーにより着用衣装が指定されています。
その団体で販売している衣装のみ使用可能な大会もありますので注意しましょう。
指定がない場合は自分の好みで衣装を選ぶと良いです。

また、衣装を買うタイミングは大会出場の直前(1週間ほど前)に購入するのをお勧めします。
これは減量により体型が変化するため減量前に購入すると大会の当日に着用するとサイズが大きくなってしまうことを避けるためです。

当日の持ち物を揃える

衣装以外にも当日会場で必要になるものをまとめました。
会場に入ると出られない場合や近くににお店やコンビニがない場合もありますので事前に用意して持ち込むことをお勧めします。

  • パンプアップ用器具(ゴムチューブ、ダンベルなど)
  • 当日に食べる食事
  • タオル
  • レジャーシート
  • スリッパ
  • 脱ぎ着しやすい服(パーカーなど)
  • 暇つぶし道具(本、音楽、ゲームなど)

フィットネス大会は待ち時間が長い場合があるので、待ち時間を快適に過ごせるように準備することが大事です。

炭水化物を調整する

炭水化物(糖質)は筋肉の張りを出す上で重要な栄養素です。
炭水化物を調整してより筋肉の張りを出すテクニックがありますが、
初心者の方はテクニックに頼らず、ダイエットに必要な量を継続して摂取し続けることが良いです。

  • カーボディプリート:一日の炭水化物量をほぼ0にして炭水化物を枯渇させる
  • カーボローディング:一日の炭水化物量を総摂取カロリーの8割ほどに増やして炭水化物を充填させる

カーボディブリートを大会5日前から約3日行い、カーボローディングを残り2日行うこと筋肉の張りを出します。
体質や減量状況によって効果が変わりますので、調整具合が分からない場合は行わない方が良いです。

水分と塩分を調整する

炭水化物の調整と同様に筋肉の張りと肌のむくみに関わる水分と塩分を調整します。
これも初心者の方は必須ではないですが、テクニックとして紹介します。

大会1週間前から普段より水分1リットルほど、塩分3gほど多く摂取し、大会1日前から普段の半分ほどに控えます。
水分・塩分を完全に0にすると体力・健康面に良くないのでお勧めしません。

大会前日までにすることは以下の記事で詳しくまとめています。

コンテスト当日に必要なこと

しっかり朝食を摂る

フィットネス競技のコンテストは朝早く始まり、終わるまで長時間かかることが多いです。
そのためにしっかりと朝食を摂ってください。
PFCバランスは炭水化物と脂質を普段より少し多めに取るとエネルギーが持続します。
お肉や魚など固形物を白米などと一緒に食べて大会に備えましょう。

待機場所を確保する

いよいよ会場入りですが、当日は多くの参加者・観覧者が訪れます。
車で向かう場合は駐車場が埋まる可能性もあるので早めに行くことをお勧めします。

会場入りの時間になったら主催者の指示に従い、受付や競技説明を受けます。
その後、指定の場所で待機するよう言われたらそこで待機します。

会場によっては待機場所が狭かったり、椅子などもない部屋だけの場合もありますので準備編で用意したレジャーシートが役立ちます。
他の人と譲り合いながら自分の場所を確保しましょう。

また、大会の進行スケジュールによっては自分の出番がかなり先になる場合もありますのでリラックスして過ごすことが大切です。
読書や音楽で暇を潰したり、同じ参加者と交流するのも良いです。
外出が可能であれば、疲れない程度に散歩することもリラックスできます。

炭水化物を調整する

出番が近づくにつれて炭水化物の摂取を調整しましょう。
出番の3時間ほど前に普段と同じ食事を最後に摂取しましょう。(炭水化物は少し多めでも良いです)

出番の1〜1.5時間前に炭水化物のみを摂取すると良いです。
ゼリー状のエネルギー食品(ウイダーなど)が消化に良いのでお勧めです。
出番の少し前に炭水化物を補給することでパンプアップの効果を最大化させます。

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水分、塩分を調整する

当日のコンディションを見て水分と塩分を調整しましょう。
血管の走りが弱かったりパンプアップが感じられない場合には少し水分と塩分を摂ると良いです。
ですが多くの初心者の方は最終調整として水分と塩分をコントロールすることは難しいので、普段より少し控えた量を適度に摂取して本番を向かえるほうが良いです。
(喉に渇きを感じたら水を少し口に含む程度)

パンプアップを行う

選手は出番前にステージの裏でパンプアップを行います。
これは筋肉に負荷を与えることで血流や水分を集めて筋肉を膨張させるためです。
筋肉量が必要とされるカテゴリーに出場する場合は特にしっかりとパンプアップさせることが大切です。

方法は自重でできる腕立てや腹筋をしたり、ゴムチューブを使って負荷を掛けます。
サポート仲間や一緒に出場する選手同士で負荷を掛け合うこともできます。

パンプアップで頑張りすぎると本番のパフォーマンスに影響しますので、適度に疲れるくらいに留めておきましょう。
また、緊張すると普段の筋トレと同じようなパンプアップは感じにくくなりますが、あまり気にせず取り組みましょう。

係員に従い出番を待つ

出番が近づくとステージ裏で係員から整列の指示がありますので、指示に従い出番を待ちます。
整列時にパンプアップ用のチューブや水を持ち込めるなら持っていき、最後までしっかり調整しましょう。
ポージングの練習も最後までしっかりと行いましょう。

ジャッジに従いポージングをする

ステージ上でどういう動きをするかは競技説明時に受けると思いますので、その通りに動きます。
ステージの目の前にジャッジがいますので、ジャッジがポーズや立ち位置の指示があったら指示通りに動きます。

選手番号が付けられて番号で呼ばれる場合がほとんどなので、自分の番号はしっかりと覚えてすぐに指示に従えるようにしましょう。
自分の番号を覚えておらず指示に従うのに時間がかかってしまうとジャッジから悪い印象を持たれてしまい、順位が下がる場合もあります。

立ち位置が真ん中に近づくにつれて順位が高い場合が多いです。
自分がどの位置にいるかでおおよその順位がつかめるので、順位を上げれるよう精一杯ポーズを取りましょう。

各カテゴリーの競技ルールについては以下の記事で詳しく紹介しています。

順位発表を待つ

ステージから退場したらあとは順位発表を待つだけです。
順位発表のスケジュールや進行方向は大会により異なるので、確実に出席できるよう時間を把握しましょう。

審査はすでに終わっているので、もう減量からは開放されて好きなものを食べれます。
長い減量期間を終えて食べる甘いものは格別ですよ。
ただ、次に記載するオーバーオールに出場する可能性がある場合はまだ戦いが終わっていません。

オーバーオールに備える

オーバーオールとは同じカテゴリーで体重・身長などでクラス分けがあった場合、各クラスの1位同士で集まり最後の審査を行って総合1位を決めるものです。
オーバーオールを取ることがその大会で実質の優勝者となります。
このオーバーオールに出れるかは審査時におおよそ検討はつきますが、確定するのは順位発表後です。
順位発表が大会の最後の方であれば、その時まで出場可能性がある選手は気を抜かずに食事やパンプアップを調整します。
オーバーオール戦も通常審査と同様にジャッジの指示に従いポージングをし、その場で優勝者が決まることがほとんどです。

大会当日にすることは以下の記事で詳しくまとめています。

以上、フィットネスコンテストの前日までと当日に必要な準備の紹介でした。
長い減量から解放され、また新たな目標ができていることでしょう。

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